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失踪の真実 最終回

失踪の真実・・・


もう、ジェフリーの怒りは、誰のにも抑えられる状態ではなかった。

そして、ジェフリーは棒でグレイスの腕を殴りつけた。

骨が折れた。

それでも、ジェフリーはグレイスの両腕を殴り続けた。

もう骨は、コナゴナになっているであろう・・・

両足も殴りつけた。

恐らく、レイナンとグレイスは、二度と手足は使えないであろう・・・


家の中は、レイナンとグレイスのうめき声だけがひびいていた。

ジェフリーは、レイナンをグレイスの隣まで引きずっていき、二人をならベた。

二人は、服も何も着ていない・・・

ジェフリーは、二人をにらみつけ、そして、家から出て行った。


ジェフリーは、男性との待ち合わせ場所であるサリサリストアに向かい、そこで男性を待った。

少ししてから、男性がトライシクルに乗ってやってきた。

バックを2つ持っていた。

男性は、カガヤン・デ・オロへ行き、そこからフェリーに乗ってセブに向かうという・・・

ジェフリーと同じくセブに向かうのだ。

ジェフリーは、トライシクルに乗った。そして、出発した。

「女と話は終わったのか?」

男性が訊いてきた。

「ええ、終わりました。」

「そうか・・・もうスッキリしたのだな。」

「はい。」

「女なんて、所詮そんなもんだ。ほかの女を探せよ。すぐに他の男について行くような女でなく、自分だけに尽くしてくれるような女を。」

トライシクルは、坂道をゆっくり下りて行った。



太陽の日差しがきつい、ミンダナオの朝の出来事だった。



マニラ・・・

あれから、5年が経っていた。

「パパ、パパ」

ジェフリーは、子供の声で我に帰った。

女の子が、母親と手をつないで、ジェフリーのほうへ歩いてきていた。

ジェフリーは母親の顔を見た。

女の子の母親は、ジーナだった。

二人は、4年前に結婚して、マニラに移ってきたのだった。

「パパ、アイスクリーム食ベたい。」

女の子が、ジェフリーの手を握ってそう言った。

「よし、アイスクリームを食ベに行こう。」

ジーナがほほ笑みながら、ジェフリーと腕を組み、歩きだした。

ジーナは、ジェフリーに話しかけた。

「さっき、何考えての?」

「ああ、5年前に、ミンダナオへグレイスを探しに行った時のことを思い出してたんだ。」

「ふ~ん・・・。もし、グレイス・・・どこ行っちゃったのかしらね。」

「さあ・・・」

そして、少し沈黙が流れた・・・・

ジーナが話し始めた。

「もし、グレイスとレイナンが、駆け落ちしなかったら、私たちは結婚してなかったかもしれないわね。」

ジェフリーが、驚いた表情でジーナを見た。

「お前、何でグレイスとレイナンが駆け落ちしたって知ってるんだ。俺は一言も言ってないぞ。」

「いいじゃない、そんなこと。もう昔のことなんだから・・・」

そう言って、ジーナは微笑んだ。

「そうだな・・・・もう、昔のことなんだよな・・・」



終わり
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失踪の真実 ⑭

失踪の真実・・・


ジェフリーは、近くに落ちていた棒を拾い、玄関にまわった。

そして、力いっぱい玄関のドアを蹴った。

すごい音をたててドアが開いた。

家の中で寝ていたレイナンとグレイスは、そのすごい音で飛び起きた。

2人が玄関のほうを見ると、人が立っているのが見えた。

朝日が、玄関のほうから差し込んできていたため、まぶしくて誰がたっているのかわからない・・・


「誰だ!!」とレイナンが叫んだ。

すると・・・

「なぜ、騙した・・・なぜだ・・・おまえは俺を愛していなかったのだな・・・」

グレイスはゾッとした。

その声に聞きおぼえがあったからだ。

レイナンは、裸のままジェフリーのほうに向かって歩き出した。

「出て行け!! 勝手に入ってくるな!!!」

その言葉を発した瞬間、にぶい音が家の中にひびいた。

そして、レイナンは床に倒れた。

ジェフリーは、レイナンのアゴを棒で殴りつけたのだ。

レイナンは、うめき声をあげていた。

グレイスは、叫ぼうにも恐怖のあまり声が出なかった。そして、体は恐怖で固まってしまって動かない。

ジェフリーは、倒れているレイナンに近づき、右腕を棒で殴りつけた。

骨が折れた音がした。

ジェフリーは、何度も何度も殴りつけた。

そして、左腕、続いて両足・・・

レイナンは、両手足の骨を粉々にされたのだ。


ジェフリーは、グレイスに近づいた。

グレイスは、恐怖のあまり失禁していた。

ジェフリーの顔は、怒りによって悪魔のような顔になっていた。


「ゆ…許してジェフリー・・・・」

と言った直後・・・



バキッ・・・・



骨の折れる音が、家の中にひびいた。

グレイスがうめき声をあげている。

ジェフリーは、棒でグレイスのアゴを殴ったのだ。

そして、グレイスは、涙を流しながらジェフリーのほうを見た。

そこに立っているのは、グレイスの知っているやさしいジェフリーではなかった。

もう、ジェフリーの怒りは、誰にも抑えられない状態であった。



続く

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失踪の真実 ⑬

失踪の真実・・・


「この女、昨日見たぞ。」

ジェフリーの目が開いた。

「どこで見たんですか!!」

「ああ、この山を登ったところにナアワンという地域がある。そこを越えて、さらに山を登ったところにルビランというところがあるのだが、そこで見たよ。家を借りて住んでいるみたいだ。男といっしょだったなぁ・・・。」

見つけた・・・

グレイスたちが住んでいるところを見つけた・・・

「これからおれは、ルビランに行くけど行くか?」

男性は、ルビランの友達の家に居候していて、今日の午後、セブに住む自分の娘の家へ行くのだという。

ジェフリーは、男性について行くことにした。

グレイスに会って話すことはないが、なぜか行きたい衝動にジェフリーはかられたのだった。

男性は、バイクでこのサリサリストアに来ていた。

ジェフリーは、男性のうしろに座った。

そして、バイクは出発した。

バイクは、ゆやかな坂道を登って行く。

15分くらい行ったところに町があった。ナアワンというところだ。

バイクは、そのナアワンを通り過ぎ、さらに山を登っていった。

バイクが走る道からは、遠くの景色がよく見えた。

朝日が、とてもきれいだった。

海が見える。そして、海岸沿いの道を車が走っているのも見える。

さわやかな風が、ジェフリーの顔に当たっていた。


坂の途中でバイクが止まった。

男性は、一つの家を指さした。

「あの家だよ。お前さんの写真に写っていた女が住んでいる家は。」

その家は、木でできた小さな家であった。

「会ってもしょうがないんじゃないか?俺はバイクを返して、荷物を取ったらカガヤン・デ・オロに行くが、一緒に行くか?」

ジェフリーは、男性と一緒に行くことにした。

「よし、30分後に、ここをすこし登ったところにサリサリストアがある。そこで待ち合わせをしよう。」

そう言って、男性は行ってしまった。

ジェフリーは、グレイス達の住んでいる家を見つめた。

そして、ゆっくりその家に向かって歩き始めた。

家の外には、洗濯物が干してある。

見たことのある服が干してあった。

ジェフリーは、家の窓から、恐る恐る家の中を覗いた。

家の中は静まり返っていた。

人の気配はないようだった。

ジェフリーは、家の反対側へ回り、そこにあった窓から、もう一度家の中を覗いた。



いた・・・


人がいた・・・



男と女だ・・・ しかも、裸で抱き合いながら寝ていた。

女はグレイスだった。

ジェフリーは、怒りが再びこみ上げてきた。

全てがウソだった。彼女は、自分をだまし、零何と駆け落ちしたのだ。

許せない・・・

絶対に許せない・・・



続く

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失踪の真実 ⑫

失踪の真実・・・・


ジェフリーは、体調がよくなるまで、広場のベンチで横になることにした。

しかし、なかなか体調はよくならない・・・

辺りは、すでに暗くなっていた。

ジェフリーは、今夜はこのベンチで寝ることにした。

時刻は午後9時となっていた。


午前3時・・・

ジェフリーは、目をさました。

体調も少し落ち着いたようだ。

まだ、夜が明けておらず、辺りは暗かった。

ジェフリーは、カガヤン・デ・オロ行きのバスのバス停に移動し、バスが来るのを待つことにした。

バスは、30分も待たずに来た。

そのバスに乗り、カガヤン・デ・オロへ向かった。


午前4時・・・

バスは、イリガンという街に到着した。

そこで、30分ほど休憩を取るという・・・

ジェフリーは、バスから降りずに、バスの中で寝ることにした。

どれくらい寝ていたのだろうか・・・ジェフリーは目を覚ました。

バスは、海岸沿いを走っていた。

時計を見ると4時40分・・・


急にジェフリーは、吐き気と腹痛に襲われた。

バスの中で、吐くわけにはいかない・・・

ジェフリーは、バスから降りることにした。

バスから降りた途端・・・・・・間一髪であった。

そして、しばらく吐き気と戦った。

周りは、少しずつ明るくなってきていた。

太陽が、のぼり始めたのだ。

ジェフリーは、すぐ近くにあったサリサリストアへ移動した。

そこには、イスがあったので、そこに座って休むことにしたのだ。

サリサリストアは、すでに開店していた。

ジェフリーは、グレイスの写真を取り出した。

そして、少し写真を眺めた後、写真をくしゃくしゃに丸めて、投げ捨てた。

ジェフリーの目から、涙がこぼれ落ちた。

「どうした。失恋でもしたのか?」

ジェフリーに初老の男性が話しかけてきた。

「いえ、なんでもないです。」

男性は、ジェフリーが捨てた写真を拾った。

「この女性が彼女だったのか。気にするな。またイイ女を探せばいい。女なんていくらでもいるんだから。」

男性は、写真をじっと見ていた。

「彼女がいなくなっちゃって、探していたんですけど・・・もう、いいんです。終わったことですから。」

すると男性が、

「この女、昨日見たぞ。」と言った。

ジェフリーの目が開いた。

「どこで見たんですか?」



続く



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誕生日!!!

8月26日・・・

この日の主役はこの人・・・

              dreamers 038
    セブです。川村です。54歳になりました。

・・・ということで、恒例の誕生日パーティー!!

まずは、プレゼント。

重量級スタッフ・ニンニンから・・・

      ログ247

中身は・・・

            ログ248

それでは、みんなで食事・・・

あ、まだ食事を買いに行ったアルビンたちが帰ってきてない・・・

その時、バイクのエンジン音・・・・

帰ってきました。

      ログ244

食事はこれ・・・

      ログ243

      ログ242

      ログ241

それでは、食ベましょう!!!

      ログ239

そして、記念撮影。

      ログ240

54歳の誕生日、おめでとうございます。

これからも、がんばってください。

スタッフからのメッセージ

      ログ245




明日は、ドラマスペシャル「失踪の真実 ⑫」です。

カガヤン・デ・オロに向かうジェフリー。途中で体調が悪くなりバスから降りた。

そこで、偶然にもグレイスに関する意外な情報を得る。

衝撃のクライマックスは、まもなくです。

お楽しみに。

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失踪の真実 ⑪

失踪の真実・・・



ジェフリーは、怒りを必死でおさえた。

そして、自分のSIMカードを自分の携帯に戻し、電源を入れた。

電源を入れた途端、ジェフリーの携帯がなった。

グレイスの友達のジーナからだった。

ジーナは、ジェフリーを心配して電話してきてくれたのだ。

ジェフリーは、グレイスとレイナンのことは話さなかった。

ジェフリーは、全てを秘密にすることにしたのである。

ジーナは言った。

「もうセブに帰ってきなよ。」

「わかった。セブに帰るよ。電話ありがとう・・・。」

ふと、ジェフリーは、グレイスの部屋にあった領収書にメモしてあった携帯のナンバーを思い出した。

ジェフリーは、そのナンバーを自分の携帯に登録していた。

ジェフリーは、そのことをすっかり忘れていた。

そのナンバーに電話をしてみることにした。

ひょっとして、グレイスの携帯のナンバーかもしれないと思ったからである。


呼び出し音がなっている・・・

そして、男が出た。

「もしもし・・・」

ジェフリーは、電話を切ろうとしたところ・・・グレイスの声が聞こえた。

その男は、レイナンだったのだ。

ジェフリーは、電話を切った。

グレイスとレイナンが、今一緒に住んでいることを確信した。

ジェフリーは、セブに帰ることにした。

時刻は、午後3時をまわっていた。



オサミスからセブ行きのフェリーは、明後日までスケジュールがない。

ジェフリーは、早くセブに帰りたかった。一刻も早く、この土地を離れたかった。

カガヤン・デ・オロまで行けば、毎日セブ行きのフェリーが出ている。

運がよければ、今日の8時出航のフェリーに乗れるかもしれない。

ジェフリーは、カガヤン・デ・オロまで行くことにした。

ジェフリーは、グレイスの母親にお礼を言い、そして、舗装された道まで歩いて行った。

そこから、トライシクルに乗り、市場まで戻り、そこで、カガヤン・デ・オロ行きのバスに乗ることにしたのである。



市場に戻ったジェフリー・・・

体調が悪くなってきた。吐き気と腹痛・・・

市場の入口は、ちょっとした広場になっていた。

ジェフリーは、そこのベンチに座って体調を整えようとした。

そして、ベンチに横になり、いろいろグレイスのことを考えた。

ジェフリーは、再び怒りがこみ上げてきた。

「グレイスに会って、本当のことを聞きたい・・・」

しかし、グレイスの居場は全くわからない・・・

グレイスを探すのは、不可能であった。



続く

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失踪の真実 ⑩

失踪の真実・・・


ジェフリーは、携帯の電源を入れてみた。

すると、まだバッテリーが残っていたらしく、電源がついた。

SIMカードは、入っていなかったので、ジェフリーは自分のSIMカードを入れてみた。

そして、メッセージが残っていないかチェックしてみた。

すると、受信されたメッセージは、削除されておらず、残っていた。

グレイスの前の恋人レイナンからのメッセージがたくさん残っていた。

ジェフリーは、古い順にメッセージを確認していった。

すると、こんなメッセージが受信されているのを見つけた。

「いつミンダナオに行くの?俺はお金がたまったからいつでもいいよ。」

ジェフリーは、このメッセージが受信された日付けを見た。

今からちょうど一年前のものであった。

グレイスは、ジェフリーに隠れて、密かにレイナンと連絡を取っていたのだ。

グレイスが携帯電話を変えたのが1年半くらい前・・・

この携帯は売ったと言っていたのだが、レイナンとの連絡用に使っていたのだった。

そして、ジェフリーは、グレイスとレイナンが自分に隠れて付き合っていたということを知った。

それは、グレイスが、レイナンに送ったメッセージを読んで明らかとなった。

ジェフリーは、グレイスの最後にレイナンに送ったメッセージを読んで、グレイスが自分と付き合い続けた本当の理由がわかった。

グレイスのメッセージには、こう書かれていた。

「ジェフリーから大金をもらった。もうコソコソ彼の財布からお金を取る必要がなくなったよ。一年かかったけど、ようやくミンダナオでいっしょに暮らせるね。ジェフリーが意外にケチだったので苦労したわ。明日、フェリーで会いましょう。」

全てがウソだった・・・

グレイスの態度や言葉・・・

全てはレイナンと一緒に暮らすための演技・・・・

怒りがこみ上げてきた。

100パーセント信用していたグレイスは、自分ではなく、レイナンとひそかに会い、嘘をつき、お金を盗んでいたのだ。



続く

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失踪の真実 ⑨

失踪の真実・・・


男といっしょ・・・、しかも、恋人?

グレイスの母親は続けた。

「荷物をおいて、すぐに行ってしまいました。2時間くらいしか、ここにいなかったんですよ。」

「男の人は、どんな人だったんですか?」

「背がとても高い人でした。そうそう、昔、グレイスが帰ってきたときに、恋人だと言っていた人でしたよ。写真があります。」

母親は、写真を取りに、隣の部屋へ行った。

ジェフリーには、その男の心当たりがあった。

背が高くて、昔、グレイスと付き合っていた・・・


母親が戻ってきて、ジェフリーに写真を見せた。

その写真にはグレイスと、その隣に男が写っていた。

「レイナンだ・・・」

ジェフリーは、以前グレイスの部屋で、グレイスと写っているレイナンの写真を見たことがあった。

その顔は、今でもはっきり記憶にあった。

「そう、レイナンって言ってました。恋人の名前は。」

ジェフリーは、混乱していた。

なぜ、レイナンと・・・。別れたのではなかったのか・・・

ジェフリーは、母親に言った。

「グレイスさんに、大事な話があるんです。今、どこにいるかわかりますか?」

「カガヤン・デ・オロのほうに行くとか言ってましたけど、どこに住んでいるのかはわかりません。連絡がありませんから・・・」

恐らく、仕事を探しにカガヤン・デ・オロまで行ったのではないだろうか。

ここは、田舎だし、仕事を見つけるのは難しい・・・

ジェフリーは、グレイスが実家に置いて行った荷物が気になった。

「グレイスさんが、置いて行った荷物を見せていただけませんか。何か手ががりがあるかもしれない。」

「ええ、いいですよ。」

母親は、再びとなりの部屋に行き、ひとつのバックを持ってきた。

ジェフリーは、そのバックを開けた。

見たことのある服などがバックの中に入っていた。

その服は、ジェフリーがグレイスにプレゼントしたものだった。

そして、バックの奥から、携帯電話が出てきた。

これは、グレイスが以前使っていた携帯であった。



続く

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失踪の真実 ⑧

失踪に真実・・・


ジェフリーはとりあえず、市場で朝食をすませた。

そして、市場のまえに止まっていたトライシクルの運転手に領収書に記載されているグレイスの家族の住所を聞き、

そのトライシクルに乗ってグレイスの実家へ向かった。

舗装された道をトライシクルは走っていく。

15分くらい走ったであろうか・・・

トライシクルは、舗装されていない林の中の道に入って行った。

その道は、雨が降ると、道が川のようになるのだろう・・・道には水が流れた跡がたくさん残っている。

10分くらい、その道を進みトライシクルは止まった。

トライシクルの運転手は言った。

「その紙に書かれている住所は、この辺りだよ。その辺りの人に聞けば見つかると思うよ。」

ジェフリーは、トライシクルを降り、あるいてグレイスの実家を探すことにした。

その辺りは、大きな気が茂っており、その下に、小さな民家がぽつぽつと建っていた。

ジェフリーは、そのうちの一軒にグレイスの実家について尋ねた。

「ああ、すぐそこだよ。向こうに見える洗濯物がたくさんほしている家だよ。」

ジェフリーは、住民に礼を言って教えてもらった家へ向かった。

グレイスの家は、木で建てられた家で、裕福ではないのは誰の目にも明らかであった。


「こんにちは」

ジェフリーは、家の中に誰かいないか声をかけた。

すると家の中から、40代から50代と思われる女性が出てきた。


「どなたですか?」

「はじめまして、私はグレイスさんの友達のジェフリーといいます。近くまで来たのでグレイスさんに挨拶しようと思って・・・。」

ジェフリーは、自分がグレイスの恋人であることは、まだ言わないでおいた。

女性は笑顔で、

「そうですか。グレイスは、2,3か月前に帰ってきたんですよ。セブから。もうここにはグレイスはいないんですよ。また、どこかに行ってしまいました。いつ帰ってくるかは、わかりません。」

グレイスは、ここにはいない・・・どこへ行ったのか・・・

ジェフリーは、その女性がグレイスの母親であることを知った。

ジェフリーは、聞いた。

「お身体のほうは、大丈分なのですか?」

「大丈分ですよ。ここ数年、風邪も引いてませんので。」

グレイスは、両親が病気だから、ミンダナオに帰ったのだ。

しかし、母親は病気にはなっていない。

「グレイスさんのお父さんは・・・」

「今、ダバオのほうで仕事をしています。」

「お父さんも、病気にはなっていないのですか?」

「私と一緒でぴんぴんしてますよ。どうしてですか?」

「い・・・いや・・・噂でグレイスさんの両親が病気だと聞いていたのもですから・・・」

そして、ジェフリーは、グレイスについてもいろいろ話した。

グレイスの母親は、ジェフリーを家の中に案内した。

母親は、グレイスについて話し始めた。

「2,3か月前にふらっと帰ってきたんですよ。お土産等を持って・・・男の人と一緒でした。恋人だと言ってましたよ。」

ジェフリーは、その話を聞いた途端、血の気は引いた。



続く

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失踪の真実 ⑦

失踪に真実・・・


ジェフリーは、船から降り、港に止まっていたジプニーの運転手にトボッドという所は、どう行けばいいか聞いた。

トボッドは、グレイスの部屋にあった領収書に記載されていたグレイスの家族が住んでいると思われる住所である。

ジプニーの運転手は言った。

「これに乗って行きな。40分くらいで着くよ。市場があるから、そこで詳しい場所を訊くといい。」

ジェフリーは、そのジプニーに乗り込んだ。

ジプニーは、乗客がこれ以上乗れなくなるまで乗せて出発した。

かなりのスピードで走っていくジプニー・・・

外の景色は、林のみ・・・

その林の中をきれいに舗装された道が続いている。

         IMG_2217.jpg

ジプニーの右側に海が見え始めた。

ジプニーは、海沿いを走っていく。

窓から入ってくる風が心地よかった。

だんだんと人家が多くなってきた。

町に近づいてきたのだ。

         IMG_2218.jpg

ジプニーは、町の中心部にある市場の前で止まった。

ジェフリーはそこでジプニーから降りた。

そこは、トボッドというちいさな町であった。

たくさんの人が行き来をしている。

そしてトライシクルもたくさん止まっていて、なかなか活気のある町であった。

         ブログ50

続く


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失踪の真実 ⑥

失踪の真実・・・


ジェフリーは、ベットで横になっていたが、眠れないので外を眺めに行った。

遠くの方に陸が見え始めた。

ミンダナオ島だ。

         IMG_2180.jpg

ミンダナオ島は、少しづつ、はっきり見えてきた。

大きな島である。

ミンダナオ島に近づくにつれ、漁師が、小さな船に乗り、漁をしている姿がたくさんあった。

その漁師たちが、漁をしている中をフェリーは突っ切っていく。

島沿いには、人家は少なかった。

そして、フェリーが進むにつれ、だんだんと人家も多くなってきた。

オサミスに近づいたのだ。

      ブログ39


オサミス港に着いたのは、午前9時30分。

オサミスという街は、さほど大きな街ではなかった。

ジェフリーは、フェリーから下りた。

グレイスの実家のある北ラナオは、オサミスから再び船に乗っていかなくてはいけない。

オサミスと北ラナオの間は海峡のようになっており、そこには船が行き来していた。

ジェフリーは、すぐに船を乗り換え、北ラナオに向かった。

      ブログ51

ラナオ側はきが生い茂っている。そして、海岸がマングローブの林となっていた。

ジェフリーは、船の上からラナオ側を眺めた。

      ブログ53


そして、30分後、船はモカスという港に着いた。


続く

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失踪の真実 ⑤

失踪の真実・・・


午後8時・・・

フェリーは、オサミスへ向けて出発した。

<フィリピン地図1

フェリーの乗客は、少なかった。

ジェフリーは、安いチケットを買ったので、船上、寝るベットは。小さな2段ベット。

       IMG_2173.jpg

フェリーには、2段ベットがたくさん置かれている。

年末年始ともなれば、あふれるくらいの乗客たちがここで寝るのだ。

オサミス到着は、翌朝の9時。

ジェフリーは、ベットに寝そベりながら、グレイスのことを想った。

そして、バックの中からグレイスの写真を取り出し、見つめた。

ジェフリーは、グレイスが事件に巻き込まれていないことを祈った。

フェリーは、静かに波の音を立てながら、進んでいく。

セブの街の明かりが、だんだんと遠くなっていく・・・

そして、ボホール島の街の明かりが見えてくる。

セブの街の明かりにくらベると、明かりは少ない。

ボホール島を過ぎると、フェリーの右側にシキホール島の明かりが見えてくる。

人家が少ないのか、ポツンポツンとしか明かりが見えない。


ジェフリーは、寝ることができないでいた。

そして、時間が経ち、空が少しづつ明るくなってきた。


続く





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失踪の真実 ④

失踪の真実・・・


ジェフリーは、グレイスのことが心配で仕方がなかった。

グレイスが、何か事件に巻き込まれたのではないか・・・とジェフリーは考えるようになっていた。

そして、ジェフリーは、自分もミンダナオのグレイスの実家に行ってみようと思ったのである。

しかし、グレイスの実家がミンダナオのどこにあるのかがわからない・・・

分かっているのは、グレイスが以前・・・

「私の家族は、北サンボアンガに住んでいる。」

・・・とジェフリーに言った言葉だけであった。

「北サンボアンガ」だけでは、グレイスの実家を探すことはできない。

ジェフリーは、部屋の中にグレイスの実家の住所が書いてあるものはないか探した。

一枚の領収書を見つけた。

グレイスが以前、家族にお金を送金したときの領収書であった。

そこには、グレイスの実家の住所が記載されていた。

北ラナオ・・・

北サンボアンガではない・・・

そして、その領収書の隅のところには、携帯電話のナンバーと思われる数字が、ボールペンで書かれていた。

ジェフリーは、これも何かの手がかりになるかもしれないと思い、

自分の携帯電話にそのナンバーを登録した。


2ヶ月後・・・

ミンダナオ島へ行くための旅費がたまったので、ジェフリーはミンダナオ島へグレイスを探しに行く準備を始めた。

そして、その日がきた・・・

ジェフリーがミンダナオ島への出発当日・・・

ジーナが見送りに来てくれた。

ジーナもグレイスのことを心配していた。

そして、ジェフリーは、ジーナに、

「何かわかったら連絡する」

・・・と言ってオサミス行きのフェリーに乗り込んでいった。


続く

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失踪の真実 ③

失踪の真実・・・


ジェフリーは、今までコツコツと貯めていたお金を、グレイスの家族のためにとグレイスに渡した。

グレイスは、すぐに実家のミンダナオに帰る準備をはじめた。

グレイスの友達のジーナが、グレイスの手伝いをしに来てくれた。

ジーナは、グレイスが前に付き合っていたレイナンの友達でもあった。

ジーナは、ジエフリーにたまにレイナンのことを話してくれた。

以前グレイスがどのような恋愛をしてきたかなど・・・

ジェフリーは、ジーナのおかげでグレイスのことをよく理解することができたのだ。



グレイスが出発の日。

グレイスは、オサミス行きのフェリーに乗る予定であった。

出航時間は午後8時・・・

ジェフリーとジーナは、グレイスを港まで送った。

ジェフリーとグレイスは、別れを惜しんでいた。

「早く両親の具合がよくなるといいね。よくなったらすぐにセブに戻ってきてね。」

「わかった。毎日メッセージ送るね。」

そして、グレイスは、ジェフリーとジーナに手を振りながら、フェリーの中へと消えて行った。


グレイスはミンダナオに帰っている間、ジェフリーは、携帯電話のメッセージを送ってグレイスと連絡を取っていた。

グレイスは両親の容態はよくなっているとジェフリーに伝えてきた。

ジェフリーは、グレイスがすぐにセブに帰ってこれるだろうと思っていた。



グレイスがミンダナオに帰ってから1週間がたった・・・

ジェフリーはいつものようにグレイスに携帯のメッセージを送った。

しかし、この日は、グレイスからの返信はなかった。

ジェフリーは、忙しくて返信できないのだろうとその時は思った。

次の日も、また次の日も、ジェフリーはグレイスにメッセージを送り続けた。

しかし、グレイスからの返信はなかった。

ジェフリーは、グレイスの携帯に電話をしてみた。

しかし、グレイスは携帯の電源を切っているのかつながらなかった・・・


続く

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失踪の真実 ②

失踪の真実・・・



ジェフリーとグレイスが付き合い始めて2か月がたった。

ジェフリーは、あるときグレイスの携帯電話をチェックした。

すると、レイナンという男からのメッセージがたくさん入っていた。

ジェフリーは、そのレイナンという男が、以前グレイスと付き合っていた男だということを知った。

そのレイナンからのメッセージは、再びグレイスと付き合いたいという内容であった。

ジェフリーは、グレイスがレイナンにどのような内容を返信したのかチェックしようとした。

しかし、グレイスのメッセージはすでに削除されていた。

ジェフリーは、レイナンに嫉妬した。


ジェフリーが、グレイスの部屋を訪れたとき、ある写真を見つけた。

グレイスが、男と腕を組んで写っている写真・・・

その男は、グレイスの前の彼氏のレイナンだった。

ジェフリーは、グレイスに話した。

「もう前の彼氏と連絡を取らないでくれ。もし携帯にメッセージが送られてきても、返信をしないようにしてくれないか。」

「レイナンとは、もう何にもないよ。私はあなただけ・・・」

「この前も、携帯で連絡を取り合っていただろ。見たんだよ彼からのメッセージ・・・」

「わかった。もしレイナンからメッセージが来ても返信しないわ。約束する。」


それから、2年がたった・・・

ジェフリーとグレイスは、同棲をしていた。

ジェフリーは、たまにグレイスの携帯をチェックしてみたが、レイナンと連絡をまだ取っている形跡はなかった。

ジェフリーは安心していた。

そして、ジェフリーは、グレイスとの結婚を考えるようになった。


ある日、ジェフリーが仕事から帰ってくると、グレイスが悲しそうな顔をしてジェフリーに話してきた。

話を聞くと・・・

グレイスの両親が病気なのだという・・・

グレイスの実家は、北サンボアンガだと以前ジェフリーはグレイスから聞いていた。

グレイスは、ミンダナオ島の実家へ行き、両親を看病したいのだという。

ジェフリーは言った。

「わかった。看病に行ってきなよグレイス。両親の容態がよくなってセブに帰ってきたら結婚しよう。」

グレイスは、目に涙をうかベながらジェフリーに抱きついた。


続く

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失踪の真実 ①

マニラ・・・

マカティ・グリーンベルトパークにあるベンチに一人の若い男性が座っていた。

その男性の名はジェフリー・・・

彼は、子供たちが公園内にある噴水で遊んでいるのを眺めていた。

この日は日曜日。

公園には、たくさんの人がいた。

ジェフリーは、噴水で遊んでいる女の子を見ていた。

女の子は、ジェフリーのほうを振り向くと

「パパ、パパ」

と言って手招きをしていた。

「ママと一緒に遊びなさい。」

女の子のすぐ近くには、母親が立っていた。

ジェフリーは、ベンチに座りながら、マカティの高層ビルを眺めた。

遠くの空には、飛行機が飛んでいくのが見える。

ジェフリーは、5年前の出来事を思い出していた。



セブ・・・

ジェフリーが、ある女性に出会ったのは、セブのSM・・・

女性の名前はグレイスといった。

当時ジェフリーは24歳。グレイスは22歳であった。

ジェフリーの仕事は、SMのセキュリティガード。

昼休み、食事を終えて帰ってきたジェフリーは、ベンチに座って泣いている女性をみかけた。

気になったジェフリーは、その女性に声をかけた。

その女性がグレイスだったのである。

やさしく話しかけてくるジェフリーに、グレイスは話した。

グレイスは、ボーイフレンドと別れた直後だったのである。

ジェフリーは、昼休みの時間が過ぎても、グレイスの話をきいていた。

ジェフリーは、優しくグレイスに接した。

そして、ジェフリーは、

「私は、もう仕事に戻らなくてはいけません。今度、ゆっくり会えませんか?」

2人は、携帯電話のナンバーを交換した。

そして、交際が始まった。

最初は、携帯電話でのメッセージ交換で交際であったが、次第に会うようになった。

デートを重ねるうちに、お互い愛し合うようになり、そして、恋人同士になったのである。



続く

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腹・・・

フィリピンに移り住んで、思ったことの一つ・・・

フィリピン人女性・・・

腹が出てる・・・


若い時、特に10代の時なんかは、ものすごくかわいいのに・・・

23、24歳くらいになると・・・

だんだんと・・・

腹が出てくる・・・

どうしたのそのお腹!!!

・・・・って思うくらい出てくる。

男もいっしょ。

腹が出てくる・・・

まぁ、原因は、たくさんありそうだが・・・食生活とか・・・

でも、それだけではないような・・・

フィリピン人たち・・・

動かない・・・

日本人だったら、歩いて行くような距離でも、乗物に乗る。

私が、フィリピンに来た時出会った少女も、今は立派な大人になっている。

そして・・・

腹も立派になっている。

あの時は、かわいかったのになぁ・・・とよく思う。


ウチのカミさん・・・

出会った時は、すらっとしていたのに・・・

今じゃ・・・

胸より腹が勝ってしまっている。

この前、ようやく自分が太っていることに気づいたようだ。

痩せなきゃ・・・と言っていた。

ようやく・・・

ようやく気づいたかウチのカミさん・・・

カミさんが、痩せるのを期待して、2週間がたった。



今・・・

寝転がり、ガハハ、ガハハ笑いながらテレビを見ているカミさん・・・

その手には、スナック菓子・・・


一生やせねぇーなコイツ・・・

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予告編

グレイスと連絡が取れない・・・

恋人のグレイスが、両親の病気の看病のため、実家のあるミンダナオ島へ向かったのが2か月前・・・

心配するグレイスの恋人ジェフリーは、グレイスを追ってミンダナオ島へ向かう・・・

グレイスの身にいったい何が起こったのか・・・

ミンダナオ島についたジェフリーは、そこで衝撃の真実を知る。


ドラマスペシャル「失踪の真実」

近日公開です。

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最近のブログ・・・

最近・・・

物語ばかり載せています・・・


「フィリピーナへの恋」が初めだったと思いますが・・・

実は・・・

ダイビングのネタが・・・ないんです。

初めは、ダイビングショップのブログとして始めたのですが・・・

自分のダイビングネタ・・・面白くない・・・

・・・ということで、面白いことを載せていこうと考え、

今のかたちになってしまいました。

ダイビングネタは、たまに載せます。

たま~に・・・・





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よみがえる青春 ミスターの場合 最終回

よみがえる青春・・・



ホテルに到着したミスター・・・

日本人スタッフと別れ、おねえちゃんとホテルの部屋に入る・・・

気合い十分のミスター・・

おねえちゃんは、ベットに座り、自分の携帯をいじくっている。

そのおねえちゃんにミスターが襲いかかった!!!

うぉりゃー!!!



朝・・・

目が覚めたミスター・・・

目を覚ました時は、自分がどこにいるのかわからなかった。

キョロキョロと周りをみわたす・・・

ランニングシャツにステテコ姿のミスター・・・

何故か両手には、トイレットペーパーと歯ブラシを握りしめていた。

おねえちゃんは、すでに帰ったようだ・・・

時計を見る。

7時30分・・・

慌てて着替えるミスター・・・

実は、ホテルに向かう車内で、おねえちゃんとマクタンのビーチに行く約束をしていたのだ。

それだけは、しっかり記憶に残っていた。

ものすごい勢いで着替えを済ませ、ホテルの前にいたタクシーに乗り込む。

そして、運転手に行き先を告げた。

「エアポート」

「はぁ?」

「だから、エアポート」

ミスターの「エアポート」という英単語、タクシーの運転手に理解されなかったようだ。

どのような発音でしゃベったのだろうか・・・


何とか空港にたどり着いたミスター・・・

時刻は、8時45分。おねえちゃんとの待ち合わせは、9時に空港ということになっていた。

何故空港なのだろうか・・・。

そう・・・ミスターはセブの地理もなにもわからない・・・

マクタンで待ち合わせをすることになり、マクタンで知っている唯一の地名・・・それが空港だったのだ。

お姉ちゃんを待つミスター・・・

9時が過ぎた・・・

まだ、おねえちゃんは来ない・・・

10時が過ぎた・・・

まだ、おねえちゃんは来ない・・・

11時・・・

まだ来ない・・・

12時・・・

まだ来ない・・・

ミスター・・・ここでようやくおねえちゃんの携帯に電話をした。

ちゃっかり、おねえちゃんの携帯のナンバーを昨夜入手していたミスター・・・

何度かけてもつながらない・・・

そして、結局ミスターは、おねえちゃんとのデートをあきらめ、ホテルに帰ることにした。

再びタクシーに乗る。

このときミスター・・・ 自分の宿泊しているホテルの名前がわからなかった。

ミスターは、思い出した。ホテルの近くにはショッピングモールがあった。

そのショッピングモールの名前は・・・

そうだ。AYALAだ。

そして、ミスターは、タクシーの運転手に行き先を告る。

「AYALA・・・」

「はぁ?」



翌日、この日、ミスターは日本に帰る。

会社であいさつを済ませ、そのまま日本人スタッフの運転する車で空港へ向かった。

車の窓からみえる景色を眺めながらミスターはリベンジを誓っていた。

そして、ミスターは日本へ帰って行った。



終わり



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よみがえる青春 ミスターの場合 ⑧

よみがえる青春・・・


30分後・・・

ビールを2本飲んだミスター・・・

なにやら、隣に座っているおねえちゃんの体を触りだした・・・

こわれはじめている・・・


これを見ていた日本人スタッフは、開いた口がふさがらない。

ミスターの口から出る下ネタの数々・・・

しかも。酔っぱらっているため、自分でも何を言っているのかわからない様子であった。

以下、ミスターの言葉・・・

「おっぱいジャンケンしよう。おっぱいジャンケン!!!」

「いい国つくろう鎌倉幕府。いい子をつくろう構えはバック!!!」

「くるしゅうない、ちこうなめい!!!!」

・・・など。

60歳の男が言う言葉ではない・・・

となりに座っていたおねえちゃん・・・

体を触られたせいか、ちょっと怒り気味・・・


2時間がたった・・・

そろそろ帰る時間。

日本人スタッフが、「そろそろ行きましょう。」と言うと、ミスター・・・

「じゃあ、行こうか。」と隣に座っていたおねえちゃんの手を握り、連れて行こうとした。

日本人スタッフが、慌てて・・・

「え?その子、連れていくんですか?」

「うん!!」

おねえちゃんの顔は、オイオイ聞いてないよ・・・と驚きの表情。

すると、ミスター・・・

「明日、このおねえちゃんとビーチに行くことにした!!!」

すでに、おねえちゃんとビーチに行くことを約束したのか、それとも、今思いついて言ったのであろうか・・・

結局、ミスター・・・ そのおねえちゃんとホテルに帰えることになった。


続く

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よみがえる青春 ミスターの場合 ⑦

よみがえる青春・・・


この日でセブでの仕事を全て終えたミスター・・・

あとは帰国日まで、遊びまわるだけである。

そして・・・

勤務時間終了後、日本人スタッフとともに、夜のセブへ出かけたのだった。

ミスター・・・ 気合い十分である。


日本人スタッフと夕食をすませたミスター・・・

時計を見ると、時刻は8時30分をまわろうとしていた。

ちょうどいい時間である。

日本人スタッフの案内で向かった先・・・

ネオンの光輝くKTVバー・・・「ジャガー」であった。

冷静を装うミスター・・・ 実は大興奮気味であった。

「おねえちゃん達が、私を待っている。」


バーの中に入ったミスター・・・

感動の瞬間である。

ステージの上では、きれいなおねえちゃんが踊っていた。

目をひんむいてそれを見るミスター・・・

すると、日本人スタッフが、

「好きな席に座っててください。私はトイレに行ってきます。」

そして、3分後・・・

トイレを済ませた日本人スタッフが、ミスターがどこに座っているのか探した・・・。

いた!!

何とステージの目の前の席、しかも、すでにミスターの両脇には。おねえちゃんが4人も座っていた。

ハーレム状態のミスター・・・

しかし、ミスターの顔は、真顔であった。

うれしさを我慢しているのだ。

「仕事の鉄人」と呼ばれている男が、こんなところでニヤけるわけにはいかなかったのである。

さっそく、ドリンクを注文した日本人スタッフ。

ウエイターが、ビールを持ってきて、ミスターの前に置いた。

実は、ミスター・・・ 酒にはあまり強くなかったのである。



続く


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よみがえる青春 ミスターの場合 ⑥

よみがえる青春・・・


「アナタ、日本人デスカ?」と再びきかれ、ミスターは・・・

「ワタシハ、日本人デス。」と答えた。

普通に話せばいいのに、ミスター・・・ なぜか外国人なまりの日本語で話す・・・

そのとき・・・

ミスターのポケットから携帯電話の着信音が・・・

セブに着いたときに会社の日本人スタッフから渡されていた携帯電話だった。

携帯をポケットから取り出すミスター・・・

そして、電話に出た。

日本人スタッフだった。

「今、どちらですか?」

ミスター・・・ 

「うむ。ここにいるぞ。」

意味が分からない・・・



その10分後、日本人スタッフは、ミスターを発見し、ホテルへ送り届けたのであった。



翌日、ミスターは休日であった。

どのようにして休日を過ごしていいかわからないミスター・・・

部屋でゴロゴロ。

会社側も、普通であれば、いろいろと世話をするのであろうが、ミスターをほったらかしである。

突然、ミスターの携帯電話が鳴った。

慌てて携帯に出るミスター・・・

すると、女性のの声・・・

「オハヨウ、ゴザイマス。」

この声は、昨日、AYALAでミスターに声をかけてきたフィリピン人のおばちゃんの声であった。

今、ホテルの近くにいるのだという・・・

やることのないミスター・・・

おばちゃんに会うことにした。

実は、ミスター・・・ 昨日おばちゃんと初めて会ったときに、携帯のナンバーをきかれ、教えたのであった。


AYALAでおばちゃんとデート・・・

おばちゃんは、日本語がぺらぺらであった。

おばちゃんは、ミスターの手を握ってきた。

複雑な気持ちのミスター・・・

1日中、おばちゃんといっしょであった。

そして、夕食をいっしょにして、別れた。


翌日、会社内では、ミスターとおばちゃんがAYALAでデートしていたという話でもちきりであった。

セブは狭い・・・ 誰に見られているかわらない・・・

1人の日本人スタッフが、ミスターにきいた。

「昨日は、何をされていたのですか?」

ミスター・・・

「フィリピン人の女性と一緒にAYALAに行った。その人は、日本語がぺらぺらだったから。」

日本人スタッフたちは想像した・・・

日本語が話せるフィリピン人女性・・・ジャパユキさんに違いない・・・。ミスターが一緒にいたいと思ったくらいだ。若くて、美人だったのだろう。」

ミスター・・・

「この人だ。」

・・・と携帯を見せた。

その携帯電話には、カメラが付いていた。女性が勝手に自分の顔をカメラで撮ったのだという・・・

日本人スタッフたちが、写真を見に駆け寄った。

・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・

ミスターは思った。

やはり、若い子とデートがしたい。

そして・・・

「今夜、どこか面白いところに連れて行ってくれないか。」



ミスターは、この数時間後に・・・

こわれた・・・


続く


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よみがえる青春 ミスターの場合 ⑤

よみがえる青春・・・


午後・・・

日本人スタッフは、ミスターをショッピングモールAYALAに連れていくことにした。

AYALAは、ミスターが宿泊するホテルのすぐ目の前である。

スーツを着ているミスター・・・

ホテルで動きやすい服装に着替えることにした。

ロビーで、日本人スタッフは、ミスターが着替えてくるのを待っていた。

「おまたせ。」

ミスターが現れた。

半そでのポロシャツ、半ズボン、スニーカー、そして、ひざまである白い靴下・・・

旅行者丸出しの格好である。

そのまま、ミスターとその日本人スタッフは、AYALAへと向かった。


日本人スタッフは、ショッピングモール内をいろいろと案内した。

ミスターは、その日本人スタッフの後ろをついてきていた。

日本人スタッフは、ふとミスターのほうを見た。

いない・・・

ミスターがいない・・・

どこへ行ってしまったのか・・・


そのころミスター・・・

きれいなフィリピン人のおねえちゃんを発見し、日本人スタッフではなく、そのおねえちゃんについて行ってしまっていたのだ。

ミスター・・・

そのきれいないおねえちゃんを見失い、我に帰った。

このとき、はじめて日本人スタッフとはぐれたことに気づいたのである。

どうしようかと考えるミスター・・・

そのとき、後ろから、

「アナタ、日本人デスカ?」と女性の声・・・

ミスター・・・ 日本語が聞こえたほうを振り向くと、そこには40代くらいのフィリピン人のおばちゃんが立っていた。


続く

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よみがえる青春 ミスターの場合 ④

よみがえる青春・・・


朝・・・

会社の日本人スタッフ2人は、8時30分、ミスターが宿泊するホテルに到着した。

ミスターがセブに来る前日、日本から連絡があり、

「ミスターのホテルの出迎えは、30分前には必ず着いていること。」

・・・と言われていたのだ。

ミスターは、時間にうるさいらしい。


ホテルのロビーに着いた日本人スタッフ・・・

体が固まった・・・

なんとミスターが、すでにロビーにいたのだ。

ミスターはロビーにあるソファに座っていた。

日本人スタッフは、恐る恐るミスターに近づき、そして、挨拶をした。

「お・・・おはようございます。」

すると、ミスター・・

「今、もう9時30分だ。遅いではないか。」

9時30分???

ミスターの時間は、日本時間のままであったのだ。

ミスター、フィリピンと日本には時差があるということを知らなかったのである。


会社の工場に到着したミスター・・・

さっそく工場内を視察である。

フィリピン人スタッフたちも、直立不動の姿勢で、ミスターを出迎えた。

ミスター・・・フィリピン人スタッフを、一人一人じっくりチェックしているようであった。

一緒にいた日本人スタッフは、ミスターが何をチャックしているのかがわからないでいた。


工場内の視察を終えたミスター・・・

事務所に入って行った。

日本人スタッフは訊いた。

「いかがでしたでしょうか、工場のほうは・・・」

するとミスター・・・

「うむ。とてもいい。」


実は、ミスターがチェックしていたのはフィリピン人の女性スタッフ。しかも若い子だけ・・・

そんなことは、日本人スタッフは知る由もない・・・



続く

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よみがえる青春 ミスターの場合 ③

よみがえる青春・・・


午後6時・・・

セブの空港では、会社の日本人スタッフ2人が、ミスターが到着ロビーから外に出てくるのを待っていた。

日本人スタッフ2人は、緊張気味であった。

ミスターといえば仕事の鉄人・・・

仕事では、厳しい人間であるということは知っていたからだ。


乗客たちが、空港の到着ロビーから少しづつ外に出てきた。

来た・・・

スーツ姿のミスターが来た・・・

ミスターは、スチュワーデスのおねえちゃん4人の後ろを歩いていた。

ミスター・・・ 視線はやや下気味である。

日本人スタッフは、直立不動の態勢となった。

到着ロビーを出て右側に行くと、たくさんの人たちが到着した人を出迎えている。

そして、到着ロビーを出て、左側に行くはスチュワーデスなどの関係者など・・・

ミスターの前を歩いていたスチュワーデス4人・・・

到着ロビーを出て、左側へ向かった。

その後を歩くミスター・・・

到着ロビーを出て、日本人スタッフが待つ右側・・・

・・・ではなく、スチュワーデスの後にくっついて左側に行ってしまった。

慌てて日本人スタッフはミスターを呼んだ・・・

ミスター・・・ スチュワーデスのオシリしか目に入っていなかったらしい・・・。


日本人スタッフ2人は、ミスターを宿泊するホテルまで送った。

そのホテルに着くまでの車内で。スタッフはミスターに滞在中のスケジュールを説明した。

ミスターは、窓の外を見ながらスタッフが説明するスケジュールを聞いていた・・・。

ホテルにチェックインする手続きは全て日本人スタッフがやってくれた。

ミスターは、英語が話せないのだ・・・。

日本人スタッフは、「明日、9時にお迎えに参ります。」と言って帰って行った。

部屋に入ったミスター・・・

窓の外の夜景を眺めた・・・

そして、その夜景を眺めながらミスター・・・ボソっと一言・・・

「きれいなおねえちゃん・・・・」


ミスター・・・セブに到着である。



続く


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よみがえる青春 ミスターの場合 ②

よみがえる青春・・・


空港に向かう電車内・・・

そこにミスターはいた・・・

座席に座っているミスター・・・

満員電車にもかかわらず、足を組み本を読むミスター・・・ 周りの迷惑などお構いなしである。

そのミスターが手にしている本・・・それは・・

「地球の歩き方 セブ・ボラカイ編」

セブについての知識が全くと言っていいほどないミスター・・・

セブについて勉強中である。

ミスターが手にしている本は、すでに手アカで黒ずみ、大切と思われるところには赤線が引いてあった。


飛行機に乗るミスター・・・

実は、飛行機に乗るのは人生初であった。

やや緊張気味のミスター・・・

飛行機が離陸した。

その瞬間、体が少し浮いたような感覚になる。

それを感じたミスター・・・

座席にしがみつく。

窓の外の景色を見る余裕は、ミスターにはなかった。


機内で映画が上映された。

ミスター・・・ 眼は映画を見ているのだが、頭の中はセブのことでいっぱいであった。


ミスターは、セブへ出発する前日、会社の社員から言われたことを思い出していた。

「セブには、きれいなおねえちゃんが、たくさんいるらしいですよ。なにをするのにも安いし、あまり、遊びすぎないようにしてくださいね。はっはっは。」

ミスター・・・

頭の中は、きれいなおねえちゃんのことでいっぱいであった。



続く

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よみがえる青春 ミスターの場合 ①

よみがえる青春・・・



仕事の鉄人・・・

会社内でそう呼ばれる男がいた・・・

髪型は、七三分けを、さらに飛び超えた一九分け・・・

眼鏡をかけ・・・服装は常にスーツにネクタイ・・・

見た目通りのくそまじめな男である。

ミスターが務める会社は、フィリピン・セブ島に工場を所有していた。


この年、ミスターは、セブ島の向上を視察に行くことになったのである。

滞在日数は5日間・・・

セブの工場に勤務する日本人スタッフは、ミスターがセブにやってくるというので大慌てであった。


仕事の鉄人ミスター・・・

見た目通りのくそまじめな男であったが・・・

他の誰も知らない彼の一面があった・・・それは・・・

女好き・・・


そんなミスターがセブに行くことになったのである。

ミスター・・・ セブについての知識が全くなかった。

そして、英語も話せない・・・

そんなミスターのセブ初上陸物語が今始まる・・・



続く

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ミンダナオ島旅行計画・・・

今年は、まだどこにも出かけてない・・・

どこか出かけてゆっくりしたい・・・

そうだ・・・

ミンダナオ島へ行こう・・・


昨年も、この時期、ミンダナオ島に行ってきました。

やはり、日本人がいないようなところに行きたいのです。

まだ未定ですが・・・

もし、行くとしたら・・・

どこにしようかなぁ・・・

やっぱり、一人で行きたいなぁ・・・

一人で行くなら、やはりミンダナオ島の北側かな・・・

カガヤン・デ・オロあたり・・・

でも・・・

そこは、6年前に行っているから・・・

そこから、ちょっと西へ行ってみようかな・・・


行けたらいいなぁ・・・

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「よみがえる青春」 予告編

常夏の楽園フィリピン・・・

ここは、中高年の男性の楽園でもあった・・・

日本人の女性は、もう自分のことを相手にしてくれない・・・しかし、フィリピン人の女性は違う・・・

楽園にハマった男たちは数知れず・・・

そんな男たちの物語・・・


家庭をかえりみず、人生の全てを仕事に捧げてきた男・・・

その男の名は「ミスター」・・・

この年、還暦を迎えたミスター・・・ セブに初上陸・・・

日本でクソ真面目に生きてきたミスターが・・・

セブで・・・

こわれる・・・



ミスターがセブで見た物とは、何だったのであろうか・・・そして、何がミスターを変えてしまったのであろうか・・・


「よみがえる青春 ミスターの場合」 近日公開予定。



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