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カビラオへ… 後編

エアー切れで水面に浮上したら、嵐のような波・・・

我々のボートが、10mくらい離れたところにあったので、そこまで水面移動で向かおうとしましたが、

流れが速くて、全然進みません。それどころか逆にボートから離れてしまいました。

すると・・・

ゲストが3名、水面に浮いてきました。

水中は、透明度が悪く、はぐれてしまったので水面に浮いてきたようです。

近くにブイがあったので、私を含め4人はブイに移動・・・

しがみつきます。

もう一人、ゲストが少し離れたところで浮いていたので、これも回収し、

ブイに5人でつかまりました。

ボートに、回収してくれ・・・と合図を送ると・・・

ビーチに行けとの合図・・・

潮の流れは、ビーチを横切り、やや沖に向かって流れていました。

無理・・・

ビーチまで行けない・・・


ゲストの一人が、ビーチまで行けるのではないか・・・と泳いで行きましたが、

流れに勝てず、流され、他のボートにつかまりました。


この5人の他のメンバーは・・・・

ビーチに上陸して、こちらを見ています。


すごい波がブイにつかまっている4人を襲います。

波をかぶる度に、体力が消耗していくのがわかります。


ボートから、ディーゼルの入っていた空のタンクに、ロープをくくりつけたものが、

こちらに投げられました。

ブイから少し離れたところにそのタンクは落ちてしまったので、

私が、それを取りに・・・

すると、

もう一回投げようと考えたのか、

ボートマンが、タンクと引き上げてしまいました。

私がせっかく取りに行ったのに・・・


タンクにつないであるロープにつかまり、引き上げてもらいます。

生還・・・・


ビーチに逃れたグループも回収し、マクタンへ向かいます。

この時点で時間は、午後4時・・・

通常での2時間くらいかかる帰り道・・・

帰りは、向かい風・・・

さらに時間がかかりそうです。


ボートが波にぶつかる度に、体に海水がかかり・・・

さ…寒い・・・


段々と暗くなってきました。

そして、真っ暗に・・・


マクタン島に到着したのは・・・

午後9時・・・


家に帰って早く寝ようと思い

急いで家に帰ると、

待っていたのは、このカミさんの一言。

どこで遊んできたの!!


浮気してやる・・・
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